デッサンのすすめ
高校時代、担任の先生が推薦した伊藤廉の著書「デッサンのすすめ」は
デッサンを絵画表現の基礎としながら、広義な価値をもたせた解釈をしていて、
たとえば「デザイン」とは一つの物の構成という範囲にとどまらず、パブリックな
機関の総合的な関係までも構成する力を持つものであるのだが、同じように
デッサンが芸術表現の最終目標であっても良いと断言している。
デッサンの授業は石膏の胸像を写し描くことから始まるが、単に形を正確にとらえる
のではなくその対象物の存在する空気感を、限られた紙面の中にどのように
表現するのか、しかもそこには当然ながら作者の眼や腕を通じた創作や解釈が
加わって、いわゆる美的感覚が倍増された「作品」として誕生するのである。
現代美術から敬遠されがちなアカデミーとは、表現テクニックに傾倒してしまった
職人的な作業のことであり、中世ユーロッパの絵画を指すのではない。
今回のデッサンは色鉛筆の再チャレンジ。
前回は色鉛筆が硬い種類だった上、色数が少ないのに茶色が折れてしまって
それを黒色で代用して失敗してしまった。
今回はクロッキー用の薄い紙だったので、破けないかヒヤヒヤしながらも
色はいっぱい使って陰の美しさを表現することに専念した。
しかしまだまだ時間が足りない。
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ベラスケ
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イラストレーター
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テニス、お酒
自己紹介:
小さい頃からお絵かき好き。マンガ・劇画・油絵・アニメ・イラストと描き続けて現在に至る。
大阪市生まれ、大阪市在住。さいたまに10年住んでいました。
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