ベラスケ　旅の終わり

古事記＝日本の神話は日本人のルーツなのか？好戦的で疑り深い神々がたくさん
登場してきて、その末裔の天皇家であろうが皇族であろうがやたら人間臭くて面白い。

当初時代考証は厳格だろうと覚悟していたが、監修の及川教授が遊び心旺盛で楽しく
進めることが出来た。
髪型も衣装も実際はどうか分からないんだから、かっこよく描きましょう、とか
ヤマタノオロチは龍ではなく蛇だった、スサノオはひげを生やしたらどうか、
ヤマトタケルは派手な鎧にしませんか、などと助言してくれて、ラフを見るたび
とても喜んでくれた。ちょうど帝塚山学院大学の夏休みが重なってチェックの日取りが
限られていたので慌ただしい作業になったが、良い仕事が出来たと思う。
いずれ日本書紀も挿絵を描かせてもらえるらしい。