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ファインアート展



昨日から心斎橋 小大丸画廊で、工芸高校の恩師ならびに
後輩有志によるファインアート展が開催されています。
関係各位はふるってご高覧ください。
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踊り候え



伊丹市立美術館で開催中の「鴨居玲展」に行った。
40年前、東京の画廊で見たときは 暗い画面に浮かぶ老人やピエロの
その存在感には 圧倒されたが 好きではなかった。
長い時を経て、今回は彼の画学生時代から始まり、数多く描かれた自画像、
パリで完成したスタイルから その後脱却しようともがいた絶筆までの作品を
食い入るように見つめたら、彼を人間として作家として やっと理解することが
出来た気がした。「なんのために 何を描くのか」心血を注いで追求した画家の、
魂のこもった絵画に 心が締め付けられる。

舟越 桂 展

http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/waribiki/y1506.html
新聞で知って、兵庫県立美術館の舟越 桂 展 に行って来た。
3期に渡っての作品展示で、テーマの変遷がよくわかる上、1点ずつぐるりと回って
見ることが出来る(決して触ってはいけない)ので、本当に間近で鑑賞できてうれしい。
ひとつのスタイルを確率してもそれを発展させるのはなかなか大変だが、この
展覧会にはその答えがはっきり示されている。
楠のぬくもりとモデルたちの微妙な歪みが、アナログな美しさと共にとてつもない
存在感を醸し出していて、いつまでも見入ってしまう。

写真は兵庫県立美術館のHPからプリントアウトして使える割引券。
熱射病にならないように私もこれで割引分をドリンク代の足しにした。

アニメーションでみる「絵本化鳥」



泉 鏡花の原作と、中川 学という恐ろしく絵の上手な僧侶の究極に洗練されたイラストで
綴られた「絵本化鳥」。
隅々まで神経の行き届いた、制作者の思い入れが感じられるすばらしい絵本だ。
増刷されたがそれも至極当然のことだと思う。

その絵本はアニメーションにもなっている。昨年金沢の泉 鏡花記念館で公開されて
いたそうだが今回大阪まで来てくれて非常に有難い。
見開きパノラマのような横に長い画角を、どう動かすのかとても興味があったが
物語のイメージどおりの静寂とリズム感のある動きがこれ以外には無いだろうという
演出になっていて、完成度の高さを感じさせる。

写真はこのイベントで販売されていた中川 学氏の手描き墨絵。ポストカードサイズで
¥300というのは知っていたが、会期後半だったのでおそらく全部売り切れているだろうと
思っていたのに結構残っていて驚いた。中でも真っ先に売れるはずの扉絵の天女が2枚も
あって、何でやねん?という超ラッキーな日だった。

やまなし

animation soupの上映会がわが家の近く、空堀商店街のCOCHI CAFEで
「ごった煮の会」と称して行なわれるというので行ってみた。
アートアニメというジャンルの短編上映に出向くのは、久しぶりで
とてもなつかしい空気感に包まれながら、若い人たちの中で身体を小さくしながら
作品を観せてもらった。
3部に別れていた上映の中で、今回非常に上手い作家さんとの出会いがあった。

お一方は永田ナヲミさん。「南国湯舟」のカッパネコなどのキャラクターの独創性と
音楽との軽妙なマッチング。音楽バンドのPVだそうだが、みんなのうたで充分
放送出来るレベルで感心した。彼女は他にも和紙を用いた作品や、砂を使ったアニメも
発表していて、幅広いテクニックを持ったこれから楽しみな作家さんだ。

もうお一人は鋤柄真希子さん。観せていただいたのは宮沢賢治の童話「やまなし」を
映像にしたとても美しいアニメだ。
マルチプレーンを使って制作しておられるそうで、ユーリノルシュテインを思わせる
深みのある画面と愛らしい蟹の親子の表情、朗読の声の温かさなども見事に融合した、
これは名作だと思う。

また有望な作家さんの作品にめぐり会えた偶然に感謝感謝。

日展


去年の夏の古事記のイラスト制作がきっかけで、日展評議員の小灘一紀先生と
知り合いになり、今年の日展で先生の講演があったので出かけた。
日展の歴史や作品の傾向、内外の歴史的な作家の作品と今年の入選作の批評
を聞いていると、今まで敷居が高く雲の上のプロ集団の画壇と思っていたのに、
とても身近に感じて何か自分にも描けそうな気がして来たのには驚いた。
会場に来ていた高津宮の絵の会の主催の女性が小灘先生の作品のモデルであったり、
上本町のエリス会を教えてくれた太極拳の先生も小灘先生の旅行会のメンバー
だったりして、新しい人脈がまたひとつ繋がった。

生きることは死を意識することによって、より崇高なものになる。
死者の弔いと神に近づくために古代ギリシャから始まった芸術表現。
しかしただ美しさを追求するだけでは今や芸術的価値は無い。
思想なり物語なりが込められていない作品はただの装飾品である。というのも
興味深かった。

上のデッサンは今週の絵の会の作品。
道のりは遠い。

奇跡的な出会い-2


絵の会はまず2分程のポーズで腕馴らしをして5分、10分、20分ポーズと
時間が延びます。時間が長ければ良い絵が描けるかというと決してそんな
事はありません。一緒に描いている方の中にはどの絵も完成度の高い絵を
描かれる方も居られて、いつもうらやましく拝見していますが、自分は
そういうわけにはいきません。
せっかく素敵なモデルさんに来てもらったので全部のポーズで良い作品を
描きたいと思うと力が入りすぎたり、反って焦って時間が足りなかったり。。。

亡くなった師匠がスケッチブックを重ねて天井まで届いたら少しはましな絵が
描けるらしいよと教えてくれたように、もっともっと描かなければということ
でしょう。

上の絵はいつものF6より大きいスケッチサイズです。F6サイズは一目で
隅々まで見渡せるのでクロッキーに最適と習いましたが、大きいサイズは
迫力ある絵が描けるけどそれだけにとても難しいです。

奇跡的な出会い


昨年最後の絵の会は、ヒョンな出会いから何気なく声をかけたのがきっかけで
本当にモデルになってくれたスタイル抜群のKさん。
初モデルなのにプロの素質を感じさせる落ち着きと見事なポーズで、仲間からも
大絶賛を受けられていました。
モデルさんによって我々描き手の意気込みと感性も全く変わります。
ご本人は新たな分野に自分を昇華出来たとよろこばれていましたが、私も
ついに自分にしか描けない絵の手応えを得る事が出来た気がしました。
奇跡の出会いがもたらした記念すべきデッサンです。

odoreazusaさん

今やってるグループ展真夏のアートフェスティバル
出品作のモデルをしてくれているazusaさんがわざわざ
来てくれました。
約束していた時間を間違えて彼女は少しだけ遅れて来たけれど、
画廊のご主人や世話人の方々に前宣伝する時間が出来てとても
良いタイミングだったと思います。
ギャラリー菊さんはお嬢さんがクラシックのバイオリニストという
事もあり、音楽に対する造詣も深く、よくオープニングパーティーで
ミュージシャンによる演奏会が行なわれます。
azusaさんの本業であるbellydanceもここで披露されたらとても
ステキだろうなと以前から思っていたので、azusaさんがオファーを
受けてくれるかどうかは別にして、紹介することが出来て良かったです。
いつもダンスの衣装でしか会っていなかったので私服は一層若々しく
満面の笑顔がまるで小学生のように輝いていて有名アイドルのオーラの
ようなものを感じました。
どうかまたモデルさんになってくださいね。

ガブリエル・バンサン

アンジュール

家の近くの空堀商店街に古本屋さんが出来た。初めてかもしれない。
聞けば天神橋3丁目からの移転だそうで、メインは昭和史関連の歴史書だが
ここへ来て絵本をたくさん扱ってくれている。
気になる絵本は何冊か集めているが、有名なガブリエル・バンサンの
「アンジュール」と「セレスティーヌ」を見つけた。
初版は1986年だから息子が生まれた次の年。卓越したデッサンだけの
文字のない絵本はセピア単色なのに夕暮れの海や街の色がわかるくらい
すばらしい。
故手塚治虫さん絶賛の「たまご」もいつか読んでみたい。

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プロフィール

HN:
ベラスケ
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性別:
男性
職業:
イラストレーター
趣味:
テニス、お酒
自己紹介:
小さい頃からお絵かき好き。マンガ・劇画・油絵・アニメ・イラストと描き続けて現在に至る。
大阪市生まれ、大阪市在住。さいたまに10年住んでいました。

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