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認知症でも幸せな人生を送るために2

上田 諭 先生の記事を読んで認知症を受け入れる気持ちが大事だという点は
納得するが、認知症が病気ではないとは言い切れないのでは、と思い直した。

認知症になってしまう確率がいかに高くても、ならない人もいるし
認知症の患者(あえて患者とする)さんも、この先自分はどうなってしまうのか、
出来るだけ症状を停めたい、といった不安に苛まれている現状を医療の面から
支えることは必要だ。
しかし医科学の先生が患者や家族にもう治らないとか、ドネペジル(進行を
遅らせる効果があるとされる薬)が1年くらいしか効かないなどと、失望させるのは
止めてもらいたい。
介護認定によるケアサービスのポイント制が、介護を受けたい家族側と
サービスを提供する側に駆け引きがあることにも、疑問を感じる。
手厚いサービスを受けるために介護度は高い方が良いと思っていたが
介護度が上がると、使えるポイントが増えても料金単価も高くなる。
ケアマネージメント側はケアサービスはあくまで家族がどうしても出来ない
所を補う制度だと言い、介護度を低く見積もる。
受け入れ側に限界があるなら制度が追いついていないということだろう。

NHKの番組で患者さんが認知症と言う言葉のイメージが暴力、徘徊、
怒りといったネガティブなものばかりで、患者や家族に向けた
情報が無いということ、認知症だからこういう症状になると決めつける
回りの目による障害が大きいと話されていた。
そんな患者さんも
・認知症を理解しているお友達が趣味の山登りに誘ってくれて、登山記録を渡してくれる。
 自分が話した事を忘れてしまっても、友達は「俺たちが覚えているから大丈夫」と
 言ってくれる。安心して「忘れた」と言えるのがうれしい。
・味付けが分からなくなって料理人をやめ、鬱状態になったが、思い出すきっかけに
 なればと絵を描き始め、作品展を開いて新しいつながりが出来た。
 やり遂げた喜び、好きな事が出来る喜びを感じている。
・認知症でも出来る事がある。
・人の役に立てていると思うとうれしい。
・回りの人たちの力を借りて一歩踏み出せば必ず前へ進める。
とそれぞれの体験を話されていた。

またユニークな介護サービス事業所がひとつ紹介された。
そこでは買い物係、調理係、洗車(外部と契約)労働 を毎回みんなで決めて
役割分担しているそうだ。
自分の意志で仕事や食事内容を選び、そして人の役に立つ。
医療や介護とは別の 精神的な支えになる、まずは安心してもらえるように
しなければと改めて思った。
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ベラスケ
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男性
職業:
イラストレーター
趣味:
テニス、お酒
自己紹介:
小さい頃からお絵かき好き。マンガ・劇画・油絵・アニメ・イラストと描き続けて現在に至る。
大阪市生まれ、大阪市在住。さいたまに10年住んでいました。

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