ベラスケ　旅の終わり

何度観ても感動する大好きなアニメ。You Tubeでも観れるけど、本当はちゃんと
買ってクリアな映像で観ないといけないんですね。

来年、この作品をはじめとして「アロマ・オブ・ティー」他 6作品を収録した
マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットの集大成DVDが発売されるようです。
楽しみです！

行方不明だった絵が帰ってきました〜。やはり他の作家さんが
間違えたそうですが、自分の作品と間違えた訳ではなく、今回
付けていた金色の仮縁を、作品を入れてた化粧箱だと思ったらしい。
箱と間違えるなんて〜・・・・
いずれにせよ戻ってきて良かった良かった。
ご心配いただいたみなさんありがとうございます。

もし帰ってこなかったらギャラリー所有の絵をくれるという話が
あったので、実はちょっと残念。（笑）
盗まれたのなら、よほど気に入られたんだろうとか話してたのも
そうじゃなくて、ちょっと恥ずかし。（爆）

ギャラリー菊さんの「2010真夏のアートフェスティバル」が盛況の
うちに終了しました。延べ400人の方々にご来場いただいたそうです。
炎暑の中わざわざお越しくださいましてありがとうございました。
会場でお目にかかれなかった方には大変申し訳ありませんでしたが、
心から感謝しています。
今回は抽象画に対する具象のジャンルをこれまでよりも明確に出来た
気がしました。現代美術は得てして前衛的な様相でないと受け入れ
られないと考えていましたが、具象でないと観ない人もたくさん
いらっしゃるという事や具象でしか出品できない絵画展の存在とかを
オーナーや他の作家さんから聞いて、ひとつ前が開けた思いです。

それなのにここで事件発生！
ファイナルパーティと絵の搬出がごっちゃになって、作家さんたちで
混雑している内に、あろうことか自分の作品が行方不明になりました。
他の作品の梱包のお手伝いを終えて、いざ自分の作品を探したらその袋が
見当たらない。他の作家さんが自分のと間違えて持ち帰ったのなら
数日で戻ってくるとは思うけど、もしそうでなければ・・・・

気に入った絵だっただけに帰ってこなかったらすごく残念です〜。

息子は現在、インディーズバンドのミュージシャンである。
親がフラフラした仕事なので子供もフラフラしている。
しかし心配してどうこう言う時期はもう過ぎた。彼の人生なのだ。
一生懸命頑張っているなら出来るだけ見守ってやりたいと思う。
そんな息子が作曲のギャラが入ったので晩飯をごちそうすると言って
くれた。
クライアントの意向を聞いた上で、楽曲を作って提供するという
仕事をして得た収入らしい。時給￥○○のアルバイトじゃない。
よくわからないが何かすごい！本人も誇らしげである。
道頓堀でお好み焼きをごちそうしてくれた。これも精一杯で可愛い。
また儲かったら今度は焼き肉でもごちそうしてもらおう。

昨年末から開催していた、Art Kitchen 2 in Marinaが
好評のうちに終了致しました。
会場までわざわざお越しいただいたみなさま、本当にありがとう
ございました。あらためてお礼申し上げます。
グループ展は奥深い現代美術の作家さんに囲まれて、ただ一人素人の
ような技術の未熟さを痛感します。
この先どれほどの進歩が得られるか分かりませんが、これからも
地道に制作しようと思っています。

・クロッキーは2万枚描いてやっとうまくなるそうな。
・スケッチブックを積んで天井に届くまで描かないといかんらしい。
・いっぺんに何もかも描こうとしてはいけない。5分なら5分、1分なら
　1分で描ける絵は自ずと違う。
・急いで描いても、肝心の形が狂っては何にもならない。
・画面に全身が収まるように描けば、大きな絵を描く時に役立つ。
・線は慣れないうちは真っ直ぐで良いが、慣れて来たら曲線で描け。
・1本の線で描くな。とぎれとぎれの線で描け。
・色はあまり使わぬほうが良い。
・人物画は顎のラインはないほうが頭がスッと首につながる。
・顔を描く時は涙袋を忘れずに描け。
・画材は色々試してみる。
・毎日描く。

絵の会で知り合った長老の画家が、私にポツリポツリと教えてくれる。
厳しさのある、ありがたい言葉。

家内が昔ジャズダンスを習っていた頃、マイケルの踊りが
振り付けの参考にされていて「今夜はビートイット」は
格好のダンスナンバーでした。
MTVのプロモビデオもたくさん録画して感動して観たものです。
CG技術も最先端のものをそのつど取り入れていましたからね。
叔母がこれまたマイケルの大ファンだったので、東京公演を
わざわざ観に行ったり。
息子も3歳の頃マイクをにぎって「ダーティダイアナ」を
熱唱していました。いつの間にか私もファンになりました。
後年スキャンダルめいた騒ぎになってしまい、ずいぶん
好奇の目に晒されたりしましたが、どちらかといえば
我が家は擁護派です。
少年の心のままの純真さをかなり誤解されたのだと思います。
若い時からショービジネスの世界にいて、周りがすべて大人。
兄弟以外の同年代の友人もいなかったのかもしれません。
ネバーランドやおもちゃに囲まれて安心出来る世界を作りた
かったのでしょう。
世界で7億枚もレコードを売った、脅威的な偉業にしては
哀しい最期でしたが、彼もまた人類史上永遠の伝説のスター
だということは間違いありません。

今年の春、上本町のたかつガーデンでペットの肖像画を少し展示
させてもった折、声をかけていただいたのが松瑞展を運営されて
いる広告会社のプロデューサーの方でした。
無審査の展覧会をやっているので参加してみないかと。
公募展の出品は初めてだったし、松瑞展のカラーもわからない。
写真を土台にして描くペットの肖像画はアートの域じゃない。
ここはひとつテーマのある絵を描いてやろう！と思ったけど
さあ何を描こう？
私の気に入っている映像作家が同じテーマで作品を作り直しているのを
見て、昔描いたテーマをリメイクすることにした。
作品名「脱皮」
駅のホーム、電車のドアのすぐ外に鬱屈した日常から逃げ出たような
脱皮した男の洋服と髪、手の皮膚の抜け殻が横たわっている。
車内には抜け出せない人たちの足が見えている。
果たしてこの男は脱皮して何になったのか、どこへ行ったのか。
シュールなテーマで悦に入っていたが、ちょっと暗い。
おまけに提出して驚いた。松瑞展は絵画以外書も立体もあるが、
絵画はほとんど風景画か静物というアカデミーというかオーソドックス
というかそんな作品ばかりで、一人浮いてしまった。
展示場所もそんな訳で端っこに。
4日間の展示で、最後に入場者による人気投票の発表があった。
ああそうか、ペットの肖像画を出して欲しかったのか。
けどまあいきなり作家協会銀賞の賞状も貰えたし、私と友人の
彫刻家の2票だけじゃなく計33票も投票していただいたし、
なかなか面白い経験をしました。