ベラスケ　旅の終わり

エリス初めてのモデルさん。
最初の20分で全体の空気感から描き始めたが、次の会で形が全然違っていると
分かったので 新しい用紙に描き直し。
都合20分×3回の絵。足は手前に出たけれどお尻が大きくて色も明る過ぎた。
描いた顔が小さくて、焦って時間内に修正したら 汚れたみたいなお顔になったけど
今回はそこが一番良かったかな。

エリスのクロッキーで、最初の10分ポーズ２回
う〜ん イマイチだな。

次は5分ポーズが4回
ん？ちょっと良いかも。


次も5分が4回
あらら、また戻りそう ガンバレ。


最後は動きの中の1分ポーズ（ムービングからのストップで）
まともなのはこの2枚だけ！(-ω-；)

高津宮20分×6回。
いくら肌の色や明暗を写し取って、それが写真のように正確だとしても
この絵には美的価値がない。
時々描いた絵をスマホに納めてくれるモデルさんも居るし
欲しいと言ってくれる人もたまに居たりする。
少なくとも喜んでもらえる（感動してもらえる）絵でなければ
それはただの習作（練習）で、「作品」ではないとつくづく思った。
現場で褒めていただいても うたかたの夢のごとし。

以前森ノ宮で描いた、Tさんの肖像をとこしえ展覧会用に描き直した。
B3サイズの絵にマットをつけて三三の額縁に入れてみた。
絵が明るく見えるよう額とマットを黒くした。
前にも書いたが、本当は100号くらいの油絵にしたいんだけどね。

森ノ宮2週め、前回と同じバレエ衣装のTさん。このアングルは前回よりも
難しかったが、奥行きを表現するというテーマがはっきり見えて勉強になった。
モデル台の下のラインを描かなかったので、左足が地に着いていない。
NTラシャの白は色付きのラシャとパステルの乗りがどうも違う。
白だけ表面が粗目で色付きは中目という感じ。

顔を中心にサラリと描き始めたとき、小磯良平先生のデッサンっぽくなったが
全身を描き進めていくうちに頭が大きすぎると分かって、顔を全部消す。
20分5回枠のラスト20分で顔はなんとか描き直した。
昔 父親が映画館の看板絵を描いていて、その名残のペンキ絵の写真が実家にあったが
今回出来た絵を見て、そんな映画の看板のようだと思った。

形を正確に写せば似ていて当たり前。
しかし肖像画ではないので、必ずしも似させて描く必要はない。
重要なのは立体感、空気感、迫力なのだ。修行が足りない！判断が遅い！

前回と同じ森ノ宮、別アングルからの挑戦。
西側の窓から陽が差して、肌の色が描いていてどんどん暗くなる。
こんな綺麗なシチュエーションは大きい油絵にしたいね。

この絵のポイントは手前に延びる足。
だからそれ以外はトーンを落とす。明度を下げて彩度も下げて
コントラストを弱く。計算しながら 焦って描いたら
上半身が大きすぎた。

4ヶ月ぶりのTさん主催、木曜2時〜の森ノ宮洋画研究所。
アトリエの西側にはしゃれた窓があって、この窓の前のモデルさんを描くのは初めての機会。
光線の具合が綺麗で、首筋のあたりが特に描きごたえがある。
次回もなんとか参加したいな。