ベラスケ　旅の終わり

20分×5回で一応の完成に達さなかったのはアングルが難しかったから？
場所がモデルさんに近すぎた？
膝から足先への奥行きを描く必要が有るのに画面から切ってしまった事？
手前に足が来るよりも足が向こう側へ行く構図はなかなかに手強い。

エリス会デッサンの日はモデルさんに何個かポーズをしてもらい、
その中から選ぶのが通例なのだが、それがモデルさんを悩ませる事もある。
このポーズはどんなポーズにしようかと思案中のポーズで、私がこれで良いよと
声をかけて候補のひとつになったのだが、結局このポーズに決まった。
ポイントはもちろん手前に来る足だが、ポーズの良さも相まって奥行きが上手くいったと
思う。また鎖骨が首からお腹にかけての影の中に緊張感を醸し出している。
今回パステルの乗りがしっかりしていて、NTラシャの白色が克服出来た気がした。

今年最初の森ノ宮Tさん会
構図を決めるのには時間が限られているので目測よりもスケールを使う。
　　　　　　　　　　用紙の真ん中を決めておおよそのアタリをつける。真ん中を目測で間違えてしまって焦る。

上半身のアタリをつけたら、足の大きさと位置取りが違っていたので修正したが
　　　　　　　　　　まだ膝よりも足先が手前に来る事を意識し忘れている。

顔を描き始める。頭が大きすぎないように。顎の下と首の影を描くと顔の角度が見えて来た。
　　　　　　　　　　手前の肩が見えているのがいい感じ。

顔を描き込む、少し頭が大きくなった。いつものマドンナの微笑み。
　　　　　　　　　　顔が大体描けた時、全体の仕上がりのイメージが湧いて来た。
　　　　　　　　　　ここまで20分×4回だが、休憩時間に椅子を加筆している。あと20分で細部を描くぞ。

顔の表情のバランスを整えてヒョウ柄のケープ、お揃いのヒール、床、椅子など
　　　　　　　　　　時間いっぱい慌てながら描き進める。やはり足の奥行きが描けなかった。

完成写真は会場ではなく自宅で撮影したので途中経過とは色味が違う。
用紙はNTラシャの白茶、パステルはヌーベル カレー パステルを使っている。

エリス会描き初めはクロッキー。
参加者8人でも少しだけ赤字らしい。運営に関与している訳ではないけれど
せっかくステキなモデルさんが来てくれたのに、身が入らなくて困る。

ふたたびテニス仲間 Rリーサのお友達が今年最後の高津宮のモデルさん。
お顔が小さい！この絵より本当はもっと小さい。
モデル経験があるというMガリータ嬢はRリーサとはロシア民謡のダンス仲間だそう。
高津宮に紹介したつながりで美人がたくさん来てくれて嬉しい。
来年はどんなモデルさんを描けるのか楽しみにしている。

なかなか参加出来なかったTさん会、忘年会にも引かれて今年最終の回に行く。
４週目がお休みなので、いつもは20分×5枠が今月は×6回。
それでも同じ参加費なのはありがたい。
シンガポール航空のキャビンアテンダントのようなエキゾチックな衣装。
いつもいろいろ趣向を凝らしてくれて、おやつや飲み物の用意も行き届いている。
忘年会は森ノ宮洋画研究所オーナーのAさんから、お寿司のプレゼント付き。
お店の料理も手が込んでいて、日本酒が安いのがまたグッド。
ちょっと飲み過ぎたかな。

2019年ももうすぐ終わり。エリス会は来年どうなることでしょう。
新しいモデルさんも来始めているし、家から近い事もあり
やっぱり無くなるとしたら残念だな。

30年以上の歴史あるエリスも閉会になりそう。
描き手もモデルさんのなり手も減ってしまってクロッキーやデッサンの会は
いずれ全て無くなってしまうのだろうか。
寂しいな。

このまま毎月赤字経営が続くと来春で歴史あるエリスも
遂に終わりを迎えることになるらしい。
ホームページを作ってもらったり、私もチラシを作ったりしたが
会員を増やす決定打が無いまま時間だけ過ぎて行く。

テニス友達のRリーサのお友達が高津宮 絵の会でモデルさんになってくれた。
お天気も良くて末広の間はいつもより明るかったが 夕暮れは早く、
途中から外光が減ってかなり暗くなった。
ロシアの方なので 色白なのに、南米の方みたい。
色付きの用紙にするべきだったな。