ベラスケ　旅の終わり

17年前にデザインした京都府 桂川右岸流域下水道幹線管渠工事（雨水を大きな
土管に溜めて洪水を防ぐ工事）のマスコットキャラクターの「呑龍太郎」くんが、
今年復活して、インテックス大阪における 全国の下水道関連マスコットキャラクター
人気コンテストで堂々１位に輝きました。（全15体の中からですが）
着ぐるみがよく出来ていてカワイイ！

ミケランジェロの固定ポーズは場所取りが早い者勝ちなので
今回はかなり早く行って、前から座りたかった所に陣取った。
しかしポーズによってはせっかくの場所もイマイチという
こともある。固定ポーズは候補3ポーズから多数決で決定する方式。
結局決まったアングルが、真後ろでなくてまだ良かったが、なかなか
絵になりにくい角度だった。
20分×4回 。時間はたっぷりあったのでこの描き方でどこまで
描き込めるものか挑戦したのだが最後は手詰まりになってしまった。

上野の雑踏の中で拾われた生後間もない子猫。
しっぽがカクカクなので「まがたま」と名付けられ、その後20年育てられた。
東京の新聞に、ペットの肖像画の紹介記事が載っていたのをたまたま保存して
おられ、その後京都に転居された。
まがたまが亡くなったあと写真整理中にその記事が足元にヒラリと落ちた。
記事の連絡先は埼玉だったが作家なら大阪に居るとご紹介いただいた。
何とも不思議なご縁である。

ミケランジェロは午前中が比較的空いているのが分かりました。
細身で鎖骨の美しいモデルさん。
デフォルメや故意に変化をつける必要のない対象が、やはり
一番素直に描けます。だから形のとれていないところがとても
気になりますが。

気をよくして外に出たら、自転車を不法駐輪で撤去されていました。
梅田近辺の駐輪スペースが少なすぎるのです。
長い付き合いの愛車ですから、すぐバスに乗って市岡の保管所まで
引き取りに行きました。
今度で4回目ですが市岡が今までで一番遠い保管所でした。
いつものように迎えに行くと愛車は身体をゆすって喜んでいる
ような気がしました。

約４ヶ月ぶりにエリス会のクロッキーへ。
身体の柔らかいモデルさんでムービングのポーズなどは
体育会系の力の入り様だ。
顎を引いて上目遣いに見る鋭い眼がドラマチックだったけど
そのポーズは時間が短くてうまく描けなかった。
これが一番ましな作品。右ひざの裏の影線は不要だな。

少し前の作だが久々のアップ。
なかなか一歩踏み込んだテーマが見えてこない。

歴代の作家の画風に似ないように、自分にしか描けない作品を
目指すには、もっともっと描き続けるしかないのだろう。

固定ポーズの絵をできるだけたくさん描くために、ミケランジェロの
ノンプロモデル固定ポーズというスケジュールに飛び入りしました。
近くで描きたいのでイーゼルを持って行ったのに、位置によっては使用不可。
３カ所移動して下から見上げたアングルにしました。
空いていた席の画台用の箱を２個組み合わせてイーゼル代わりにさせてもらいました。

現在課題のストーリー性を表現するのには、構図やポージングが重要な要素で
ドラマ性を強調するには、デザイン→演出が必要なのに今回も未成熟な結果に
なりました。
パステルに合う用紙ももっといろいろ試してみたいと思います。

とても歴史があるということを最近知った上六エリス会での
今年最初のデッサン。
クロッキーがなかなか作品にならないのでしばらく固定ポーズに
力を入れてみようかと思っている。

私の絵はモデルさんによく似ていると評される。
彼女たちの肌色や緊張感のあるポーズの美しさに感動して
なるべくそのまま写し取りたいと思っているので、自然と
顔も似てくる。
それでも全く同じには描けないし、むしろ意識して違えて描ける
ようになりたいと思う。

想像で描くと漫画やイラストになる。
モデルの美しさを超えたテーマやストーリーがいつか見えてくる
ことを願っている。

今年最初のデッサン。（年賀状のウマ除く）
ミケランジェロの固定ポーズは参加者が多く、お正月の４日というのに
約40人の高密度。明るい方から描ける席はすでに満員。逆光に挑んだが
手元が暗く、なおかつ下から見上げた位置でモデルさんの上半身が
低い天井の蛍光灯と重なって真っ黒け。。。。
と、言い訳しておこう。

4日は那音のお誕生日。梅田でホールケーキを買って帰った。
あっという間に 29歳になりました。

この年齢になると怒濤のように時間が過ぎるのに驚愕する。
知らぬ間に頭の回転や、動作が緩慢になっているのだろう、
テニスはどんどん弱くなっているし、お正月も休み無く
仕事しているのに、期限に間に合わない気がして仕方ない。
夢の中でも毎回仕事に追われっぱなしで、心底休息できていない。

もう新聞などで目にする死亡記事で、亡くなっても惜しまれない
年齢になった。
新しい年を迎えてあまり縁起の良い話ではないが、ひとつ歳を
取るのはまたひとつ老いるということだ。

しかしのんびり楽しい隠居生活には到底縁のない環境だから、まだまだ
生ある限り働くつもり。

今年もがんばります。